社会人になってほぼ毎日弁当を持参していた。とはいっても作ってくれていたのは母親だったが。母の作るお弁当には必ず果物がデザートとして付いていた。中身はさまざま季節によって異なるが、キーウィやグレープフルーツ、苺、柿、例外としてプチトマトなどが多かった。それが普通だと思っていたし、食後のお口直し程度に思って食べていた。時は流れ私は結婚して実家を出て、お弁当作りを自分でするようになったのだが、問題が起きた。
生まれてずっと実家暮らしだった私には、結婚当初、仕事と家事の両立は思いのほか大変だった。それでも毎日お弁当はなんとか作って持って行ったのだが、面倒くささに負けて、これまで当たり前に食べていた果物を止めてしまった。そしてそれから3ヶ月後、職場の健康診断があったのだが、そこで初めて血液検査に引っかかった。要再検査ということで、受けた検査後お医者さんに言われたことは、「バランスの取れた食生活をしていますか」結婚後、野菜や果物が不足がちだったのにはうすうす気付いていた。実家で食べていた量に比べると確実に減っていたのだ。そして病院で処方されたのはなんとビタミン剤。
面倒でやめていた果物摂取を本当に後悔した。それから毎日果物を摂るように心がけ、難しいときは100%果物果汁のジュースを飲んだ。それから1年後の健康診断では無事検診結果オールAに返り咲いた。本当に果物を摂ることの大切さを痛感した出来事であった。